Qリポートではこれまでにも何度かお家のお手入れ方法をご紹介してきました。今回は梅雨入り前にチェックです。じめじめの季節には特に気をつけたいあの場所です。
いよいよやってくる梅雨のシーズン。ジメジメした毎日が続きますよね。カビは温度20℃〜35℃、湿度60%以上になると栄養源のあるところで発生が始まり、75%を超えるとさらに増えると言われています。
また食中毒も気になるこの季節。清潔さを保つためにも水回りのお手入れはしっかりとしたいものですよね。そこで今回もお馴染みの暮らしかたらぼ根原典枝さんに、キッチンのお手入れのポイントを聞いてみました。
根原さん「一番のポイントとしてわすれがちなところなんでけど、水切りカゴどうされてますか?ここって洗ってきれいな食器を乾かす場所なんで、触れる面はすごく衛生管理が大切になってくるんですね。案外忘れがちなのが、水がたまる下のトレーの部分の四隅が赤くぬめっている、裏側がカビている場合が多くあるので注意。この辺もチェックポイントなので、定期的なお手入れが必要です。」
特に口に触れる面が接する所のお手入れはこまめにしましょう。箸を入れかごも同じです。目につきにくい中は汚れていることが多いです。定期的なお手入れはもちろん、乾かすときは口につける部分を上にすることが大切です。
毎日使わない洗剤類は出しっぱなしにしないようにしましょう。なぜなら、ボトルの下には水が溜まりがち。ここから、ぬめりやカビの発生につながるのです。
忘れがちなのがスポンジを置く場所。結構汚れていることが多いのです。プラスチック製品は汚れが付着しやすいので、たわしや歯ブラシで洗うことも忘れずに。さらにスポンジは水を切ってから置くことも大切です。
続いてはここだけは見たくない~なんて方もいらっしゃるのでは?排水溝です。
根原さん「排水溝は実は食器洗いと同時進行で、食器を洗い終わったら必ずここまでやるという家事の流れができるといいと思います。」
後回しにしがちなシンクのふたの裏、ざるのふち、排水溝の蓋も全体的に毎回洗うことを癖づけるだけで、清潔感が保たれ、こびりついた汚れを落とすというような大掃除の必要がなくなるのです。最後は意外な場所。冷蔵庫の落とし穴。
根原さん「冷蔵庫のポイントとしては、最近は製氷機がついている冷蔵庫も多くあると思うのですが、底に水滴がつくんです。水がつくとそこから雑菌が繁殖してしまんです。冷蔵庫の中って冷えているから大丈夫と思いがちなんですが、この中でも腐るものは腐りますので、水がつく面はケアが必要です。しっかり拭いていきましょう。」
いかがでしたか?清潔なキッチンでジメジメシーズンも快適に過ごしましょう。いつものお茶の味も一味違うかもしれませんよ。