※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
15-05-12-q02-01

石垣島に最接近した「台風6号」。石垣市川平では、きのう午後10時10分からきょう午前0時10分までの3時間に降った雨の量が「143」ミリを観測し、これまで記録を塗り替える大雨となりました。

また、きょう午前10時すぎに完全復旧となった停電は宮古島市で3900世帯となるなど最大7000世帯にのぼりました。先島諸島を通過し、沖縄本島の北側を通過した台風6号に多くの人が台風に翻弄されました。

石垣島の市街地では、飲食店や土産店の前では、開店に向けて台風で散った葉っぱや枝を片付ける姿が見られました。

男性「(Qきのうはお店を営業してましたか?)8時ぐらいまででやめました。うちは、さっぱりでしたね」

女性「台風があっという間に行ってしまっても、片付けは同じなので大変です」

15-05-12-q02-02

交通機関にも乱れが出ました。海の便・空の便で、欠航が相次ぎ、台風が遠ざかった那覇空港では、早くからキャンセル待ちの手続きをする人たちがいました。

札幌に出張の男性「時期的に台風に遭うとは思わなかったからね。午後便なんだけど、たまたま欠航便にあたっちゃったので、それを変更しなくちゃいけないので、並んでるんですけどね」

きょう午前8時前に暴風警報が解除されたことで公立の小・中学校・高校などの一部の学校では午前中から授業が再開されたところもあり学校に登校する児童たちの姿がありました。

なぜ、こんなに足早な台風だったのか…

15-05-12-q02-03

気象予報士 仲宗根さん「この時期としては珍しく上空の偏西風が冬のなごりを伴って沖縄付近まで南下していた。台風6号が本島西側の海上あたりで偏西風に乗って急速に加速し北上した」

今回は駆け足台風でした。だからといってもう一つ同じような進路が予想されている台風7号が今回と同じだと油断しないようにしたいですね。