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26日行われた東村長選挙は、現職の伊集盛久さんが3期目の当選を決めました。伊集さんは「2期8年にわたる村政運営が、村民に認められたという風に思っております」と話します。

伊集さんは農業の振興や6次産業化などを訴えたほか、高江区のヘリパッドについては、北部訓練場の返還を進めるため容認する姿勢を示していました。

両者の獲得した票は、伊集さんが742票、當山さんが609票、その差は133票でした。伊集さんは「これだけの相手の票もありますので、こういった皆さんにも耳を傾けて、公正公平な村政運営をやっていきたいと思っています」と言います。

一方、新人の當山さんは、「オール沖縄」の枠組みで、革新系国会議員や稲嶺名護市長などの支援を受け、北部訓練場の閉鎖・返還、村政の改革を訴えましたが、一歩及びませんでした。當山さんは「短期決戦ということで、私の政策が村民に浸透しきれなかったのかなと」と敗戦の弁を話していました。

小さな山村で20年ぶりに行われた村長選挙。争点らしい争点が明確にならないまま、20年ぶりの村民の選択は、現職続投という結果になりました。