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県が弁明書を提出・知事が会見

辺野古への新基地建設をめぐり、県が作業の停止を指示したのは違法だとする沖縄防衛局の審査請求に対して、県は22日、農水省へ弁明書を提出しました。翁長知事は会見を開き「沖縄防衛局の審査請求は不適法であり、速やかに却下されるべきであると主張しております」と述べました。

弁明書の中で、県は、そもそも国の機関である防衛局が国の機関である農水省に対して審査請求を行うことは公平性が疑問視されるとして、審査請求自体が成立しないと主張しています。

また仮に成立したとしても、最大45トンものコンクリート構造物の設置は、決して軽微なものではなく、さらに、アンカーと称すれば申請が必要ないと説明を受けたかのように議論をすり替えているなどとして、防衛局の審査請求は却下されるべきとしています。

翁長知事は許可取り消しについて「ベースにある言葉は、ありとあらゆる手段をもって、新辺野古基地は作らせないという姿勢の中から一つ一つの選択が出ていくんだと思っています」と話しました。弁明書は、22日午後、農林水産大臣宛てに送付されました。