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時折、子どもの頃に見た何気ない風景を思い出すことがあると思います。来間島の子ども達が自分たちのまなざしで捉えたふるさとの写真を、紹介する展示会が那覇市で始まりました。
これらの写真はニューヨークを拠点に活躍する写真家の比嘉良治さんなど国内外で活躍する写真家たちが、来間小中学校に贈ったカメラで子ども達10人が撮影したものです。
子ども達は、のべ30人にのぼる写真家たちと交流しながら撮影の指導を受け、島の自然や人々などふるさとのひとコマ、ひとコマを記録しました。
展示されている写真は、およそ70点。心の距離を示すように被写体にレンズを近づけて撮影していて島の人たちは写真を通して子ども達と大人との絆を改めて確認したと話していました。
来間小中学校フォトプロジェクト実行委員会砂川葉子実行委員長は「子どもたちにとって宝物になっているなって、本人たちはそこまで意識は無くても撮ることが積み重なることによってこの子たちの腐葉土、栄養になっていく感じはありますね。子ども達が残した島の記録がかけがえのない貴重なものになるのではという予感を抱きながら今活動している」と話しています。
島を離れた子どものひとりは写真を見て、自分のことをこんなにやさしい目で見てくれていたんだということに気が付いたと話しているという事です。写真展は19日まで開かれています。