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こんばんはスポーツです。まずはボクシングです。倒し屋と呼ばれる県出身のプロボクサーが、昨日迫力の試合を見せてくれました。高校野球夏の第一シードを決めるチャレンジマッチと合わせてご覧ください。

小谷将寿選手「プロデビュー今年で8年目になるんでそろそろ結果も出さないといけないし、自分が東洋で一番強いっていうのを東洋で敵なしってうのを証明したいのでその為に足掛かりになる大事な試合です。」

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倒し屋!そう呼ばれる男は闘争心に満ちていた。沖縄県出身、小谷将寿。東洋太平洋フェザー級4位。過去の成績は17戦15勝2敗で、そのうちの11勝は、全てKO勝ちという、倒し屋の異名に相応しいハードパンチャー。

昨日行われた、琉球拳闘伝。小谷選手と同じ琉球ジムのボクサーらが九州・そしてタイの選手と白熱の試合を繰り広げました。

翁長吾央選手「自分から終始プレッシャーをかけてやっつけますよ。」

小谷選手の高校の先輩で、日本スーパーフライ級11位。2ラウンドから見せます!更に3ラウンド、逃げる相手を切れのある左ストレートでマットに沈めKO勝ち。会場を盛り上げます。

そして、観客のボルテージが最高潮の中、登場したのが!

小谷将寿選手「しっかりKOで勝って大会を良い形で締めたいと思います」

小谷は、1ラウンド右アッパーを決めると、続く第2ラウンドでは右ストレートでダウンを奪います!

小谷将寿選手「相手が細かい連打でくるタイプなんでそれに付き合わないで10一発一発強いパンチしっかり決めて」

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激しく振り回す相手選手に対して冷静に対応する小谷。最後はこの強烈な左ボディ!有言実行。12回目のKO勝ちで、大会を飾りました。

小谷将寿選手「ちょっと良いパンチもらってあぶないシーンもあったのでホッとしてます勝てて。沖縄って言う地方からでもチャンピオンベルト取れるっていうことを照明する為に頑張ります。ありがとうございます。」

センバツ出場「糸満」と春の県大会の覇者「興南」が早くも、夏の甲子園を見据えた戦いです。6月の県大会、第1シードをかけた1戦、チャレンジマッチ。

興南のマウンドには、右足を大きく1塁側に踏み出す変則投法で県大会、大車輪の活躍を見せた比屋根雅也。

背番号は春の10からエースナンバーに変わっていました。

興南・我喜屋優監督「果たして彼がエースとして、こういう大事な試合の中でも1敗もできない試合の中でも、そういうところをどうやって乗り切るのか、その態度を見てみたかったので。」

夏を見据えた監督の期待。その期待に比屋根は堂々のピッチングで応えます。投球フォームを生かした角度のある直球「クロスファイヤー」も決まり、得点を許しません。

その比屋根を打線も援護します。2点をリードし迎えた6回、先頭の仲響生(ナカ・ヒビキ)。俊足を飛ばして、内野安打で出塁すると、牽制エラー見せ牽制球がそれる間に1塁から一気に3塁へ。

するとこれに動揺したのか、糸満バッテリーにミスが生まれ、興南が追加点。糸満のお株を奪う機動力でリードを広げます。一方、試合の流れを変えたい糸満は6回途中から、2年生・平安常輝がマウンドへ上がり、打者9人に対し、1人のランナーも許さず。味方の反撃を待ちます。

しかし、その糸満の前に立ちはだかったのはやはり比屋根。ヒット2本、3塁すら踏ませない投球で完封勝利。興南が夏の第1シードを獲得しました。

興南・比屋根雅也投手「1番もらったということはエースとしてしっかりしないといけないと思うので、これからもしっかりやっていきたいと思います。」

なお、この試合の結果、夏のシード校がご覧の4校に決定しました。大会は6月20日開幕です。