※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
話題の若手憲法学者 木村草太さんが講演

若手の憲法学者として注目を集める木村草太さんが3月31日、那覇市で講演会を行い、辺野古新基地建設をめぐる国の姿勢について指摘しました。

講演会で木村草太さんは「辺野古新基地建設問題で問われなくてはならないのは、どの法律に、辺野古に新基地を造っていいと書いてあるんですか、ということを絶対に問わなくてはいけないこと」と語った上で、辺野古新基地建設について「法律上の根拠がないから違法だという議論をするべきだ」と話しました。

そして、新基地建設による環境や安全面に関する特別法を国会で定めた上で、これを制定するかどうか、憲法第95条に基づいて、名護市民の住民投票にかけ、問うべきだと主張しました。

講演で木村さんは「(国の)あの手続きは強引でおかしいという感覚。これは絶対に正しい。それは、自分達が主観的に思っていることではなくて、憲法という国の政治を評価する基準に照らしてもおかしいだという確信をぜひ持って頂きたい」とし「地域が声をあげられるのが私たちの憲法なのだと理解し、国に要請していくことは当然のことだ」木村さんは集まった聴衆に話していました。