大阪のユニバーサルスタジオジャパンが18日、新たなテーマパークを沖縄に建設する方針を明らかにしたことで、設候補地として名前の上がっている名護市などでは19日、喜びの声が聞かれました。
18日、USJのグレン・ガンペルCEOは沖縄に新たなテーマパークの建設を検討していると明らかにしました。
一夜明け、県内では「若い人が集まるんじゃないか。でも我々もそんな歳とは思わないよ。私たちも参加するよ」「(テーマパークできたら、行きますか?)はい、5回は行くと思います」「体では表現できないくらい期待しています」「幅広い年代で1日時間を過ごせる楽しいテーマパークにしてほしい」「観光で支えられている町だから、観光客が来ると町が潤うという意味ではとても良いと思います、楽しみにしています」と多くの期待の声が聞かれました。
県内のどこに建設されるのか、建設時期やその規模はまだ未定ですが、これまで、USJではアジアからの観光客をさらに呼び込むため、国内での新たな施設の建設を検討していました。
一方、USJ進出に対しては「夜遅くまで遊ぶじゃないですか。治安が崩れないかという(不安は)あります」という声も聞かれます。
また、これまで誘致を進めてきた名護市の稲嶺市長はUSJ沖縄進出を歓迎しつつも「ぜひ名護に決めていただきたい。(基地と引き換えでは?)こんなものを政争でやるのはおかしいし、そうあってはいけない」と述べました。
USJ側では「計画はまだ初期段階」としていて、詳細が決まるまでにはまだ時間がかかりそうです。
確かに嬉しいニュースではありますが、政府が辺野古への基地建設を押し進めている中での発表とあっては振興策と基地とのリンクではないかといぶかしむ声も聞かれます。心躍るテーマパークの建設が、今回もアメとムチの構図だった、ということだけにはしてほしくないものです。