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ことしに入り、県内では9件の交通死亡事故が発生しています。うち、およそ半分が2輪車が絡む事故でした。実は、沖縄は2輪車の事故が多い県で、その対策が求められます。
この3か月。県内で発生した交通死亡事故の半分は二輪車が絡む事故でした。死亡事故の原因はさまざまですが、県内では2輪車が絡む事故はかねてから多く、いかに事故を防ぐかが課題です。
このグラフは全国と沖縄の2輪車が絡む死亡事故の構成率を表しています。グラフからでも全国平均に比べ非常に高いことがわかります。
去年(2014年)は、死亡事故の犠牲者のうち、二輪車に乗っていた人が全体の33.3パーセントを占め、全国ワースト2位となっています。
沖縄県警 交通企画課 伊波興二調査官「自分の運転技術を過信して、速度の出しすぎからハンドル操作ブレーキ操作を誤って、対向車線にはみ出してしまう。混雑した道路での無理な追い越し、それから交差点での右折、左折の際の割り込み運転、これが事故の要因になっています。」
こちらは県警が発表している2輪車による交通違反の例です。本来、走るべき第一通行帯を走らない。交差点の左折方法違反、無理な割込み。県警では、まず交通マナーを守ることが事故防止につながると呼びかけています。
沖縄県警 交通企画課 伊波興二調査官「(事故が起きても)ヘルメットさえしっかり被っていれば、脱落することもなく、路面に打ち付けても安全だと言えます。ヘルメットの顎紐をしっかり閉めて、交通ルール、マナーを守って交通事故防止に努めてください。」
二輪車は便利な乗り物ですから、ひとり1人がモラルある運転を心掛けていきたいものです。