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戦争体験者が描いた沖縄戦を伝える企画展が糸満市の平和祈念資料館で2日から、始まりました。

壕の中で赤ちゃんを抱きかかえる女性。迫りくる敵に見つからないようにと息をひそめる緊迫した状況と「泣かせるな」と周囲から責められる苦悩が描かれています。

またこちらは黒く焼けた顔や肌、ちぎれた足など多くの死体が転がる中激しい空襲から集団で避難した山の中で見た悲惨な光景を伝えています。

県平和祈念資料館で始まった企画展では子ども達に戦争の恐ろしさを伝え平和の尊さを考えてもらおうと戦争体験者が描いた絵およそ300点を見ることができます。

平和祈念資料館・学芸員平田守さんは「周りにいる体験者の方から、話を伺ったり、沖縄戦などの体験を絵に描いていただいたりという形で、戦争体験者の方から、今のうちに多くの体験を聞いていく、学んでいくことが必要だと思います」と話していました。

この企画展は5月17日まで開かれています。