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全国の認知症者は700万人といわれる今、認知症の専門家を招いた講演会が那覇市で開かれました。
講演会は認知症について正しい理解を深め、発症しても暮らしやすい環境をつくろうと那覇市が企画しました。
この中で認知症の予防について研究している宇良千秋研究員が、認知症の原因となる疾患の主なものはアルツハイマー病や脳血管障害で、運動や食事に気をつけ、頭を使う生活などが発症の危険度を低めると話しました。
そして老化と認知症の違いについては「話している相手の名前を後から思い出す」のは『老化』で「犬やリンゴの名前」など普通名詞が出てこなくなるのは『認知症』と身近な例を交えて説明しました。
また、正しい生活習慣を身に着けることで認知症になる危険度が低くなるとされることから「運動や食べ物に気を付け、発症の5年,10年先送りを目指そう」と話し、ウォーキングを1日30分週5回程度行うことなどを紹介しました。
那覇市は、今後も講演会の他認知症予防教室を開いて、市民の意識を高めたいとしています。