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沖縄近海での漁業をめぐる日台漁業協定について、双方の漁業関係者らが14日会合に臨み、2015年度の操業ルールについて話し合いましたが、両者の主張は平行線のまま結論は持ち越されました。
会合では、日台漁業協定による共同使用水域で、漁船同士が4カイリの距離を取ることなど、2015年度のマグロ漁のシーズンを前に、操業ルールを定めるよう日本側から提案しました。
日本側は2014年、暫定合意した提供水域で漁を行ってきましたが、漁船同士の距離や網を入れる方向など漁のやり方に日台で大きな違いがあり、双方が同時に漁を行うと危険なため、共同使用する大部分の水域では漁を自粛してきた経緯があります。しかし会合では台湾側の反発にあい、結論は持ち越されたということです。
國吉眞孝県漁連会長は「全然だめだね、平行線」「4海里(離そう)と言ったら、結局は我々(台湾側)が漁船隻数が減るから、これはできないと言っている」と話していました。15日は行政担当者同士の委員会が開かれますが、台湾側が譲歩する見通しは立っていません。