ことし1年を振り返る回顧2014。きょうはことしも盛りだくさんのスポーツです
球春到来!プロ野球キャンプ!
石垣島では初のオープン戦が開催され島出身の大嶺祐太、翔太兄弟がそろって出場、スタンドを沸かせました。観戦した祖父・武弘さんも大満足!
そしてそのプロ野球界に来年挑むのが興南高校甲子園春夏連覇のエース・島袋洋奨。代名詞・トルネード投法が躍動する日が待ち遠しい!
今年も熱かった高校野球。春のセンバツ甲子園には、美里工業・沖縄尚学、4年ぶりに沖縄から2校が出場。沖縄尚学は、琉球のライアンこと山城大智投手を中心に春夏ともにベスト8入りを果たしました!
一方、夏の県大会で涙をのんだチームにも最後までドラマがありました。
中部商業・仲間翔太朗外野手「今まで俺こんなに頑張る人じゃなかったけど、自主練とかもやってこなかったりしていたけど、みんなのおかげでここまで頑張れてきたし、本当にありがとう。」
沖縄水産/新垣隆夫監督「お前たちは本当に出し尽くした、胸張って帰れ、絶対下向くな、高校卒業するまで、約束できるか!(はい!)」
そして同じ高校生で偉業を達成したのが興南高校ハンドボール部!全国センバツ、高校総体と優勝し、3冠に王手をかけた長崎国体。決勝は、神奈川センバツとの手に汗握る大接戦。前半を同点で折り返します。迎えた後半、一進一退の攻防が続く中、抜け出したのは興南!高校ハンドボール界の偉業、9年ぶり2度目の3冠を達成しました。
続いてはプロスポーツ!新カテゴリー・J3に参戦したFC琉球でしたが最終順位は12チーム中9位。この経験を糧に来季の奮起が期待されます。
日本ハンドボールリーグの琉球コラソン。現在4勝5敗1分けで5位。残り6試合、負けられない戦いが続く!
そして今年も沖縄のプロスポーツ界を引っ張ったのが琉球ゴールデンキングス。日本一をかけたファイナルで気を吐いたのが岸本隆一!34得点の大爆発で王座奪還。2年ぶり3度目の日本一に輝きます。
MVPも獲得した岸本選手はあまりの嬉しさに…
岸本選手「(声ガラガラで)少しはしゃぎすぎてしまったようです。」
連覇を目指す今シーズンは、現在、首位と1ゲーム差の西地区3位につけています!
2014年、活躍したのは若者だけではありません!65歳以上が出場できるハイシニアソフトボール大会でも白熱のプレーの数々。その中には、こんなほのぼのしい場面も。
実況「代打に告げられたのは背番号14番をつけました、小林貢さん、御年・75歳のピンチヒッターです。ちょっと余談ですが、ヘルメットと帽子にかなり差がありますね。ここでさすがに帽子とヘルメットの差を(審判に)注意されました、もう一度仕切り直しですね。」
空手発祥の地、沖縄で行われた空手1プレミアリーグ。世界の空手家たちが集う中、一際強い存在感を放ったのが、県出身、日本代表の喜友名諒。この大会で個人形、団体形ともに優勝。勢いに乗っ喜友名は11月の世界選手権、個人形の部で初優勝を果たし沖縄空手の実力を世界に示しました。
またこの大会が初の国際大会となった「組手」最年少、新垣夏紀さん。敗者復活戦から勝ち進み、3位決定戦へ。
相手の拳と肘が、新垣さんの右目を直撃。試合は相手の反則負けで、世界3位となりましたがこのケガでそのまま病院へ…。あれから3か月、新垣さんの姿は浦添高校の武道場に。怪我した右目も後遺症なく完治し大学でも空手を続けるため、練習に汗を流していました。
新垣夏紀さん「大きな舞台で結果を残すことができたので、とても価値のある1年になりました。(大学で)強くなって国体や全日本などで、沖縄の選手として大会に出場して優勝目指して頑張りたいと思います。」
今年も沖縄を沸かせたスポーツ界、これからも楽しみな話題が多く、来年もきっと熱い1年が待っているに違いない!