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今から160年前、日本に開国を迫ったペリー提督の一行が、旅の途中で訪れた琉球を描いた水彩画が県立博物館美術館で公開されています。
丘の上で楽器を演奏するアメリカ兵たち。そして、突然やってきた大勢の外国人を座って眺める琉球の人々・・・。この水彩画は、およそ160年前、ペリー提督の随行画家、ウィリアム・ハイネが、神奈川に向かう途中に訪れた琉球で訪問を拒否されていた首里城を強行的に訪れた時の様子が描かれています。
その後、神奈川に向かうまでに描かれた4枚の風景画とあわせて、およそ30年前にニューヨークのオークションで出品されていたものを日本の大学や個人が購入。今回、初めて5枚揃っての展示が実現しました。
展示会では、当時、ハイネが現在の那覇市天久から眺めた港や、中城城址などのスケッチも展示されていています。展示会は21日までです。