その呼び名もすっかり定着してきた「ご当地アイドル」。地域の少女たちを地域で応援しようという取り組みはここ沖縄でももちろんあります。スポットライト目指して頑張る彼女たち、そしてそれを支えるファンの温かなまなざし、佐和田カメラマンが取材しました。
地元沖縄を拠点に活動をしているリュウキュウアイドル、略してリュウドル。私が取材をするきっかけとなったのは彼女たちの、夢にかける懸命な姿でした
リュウキュウアイドルのリーダーまいちゆう。ステージでの笑顔とは違った強い気持ちの素顔を持っています。
まいちゆう「たぶんリュウドルって聞いたら「ははーリュウドルってなんだよ」と思う人が多いと思う。でもそこをくつがえすようなパフォーマンスをもっと磨いてみんなをアッといわせたい。」
メンバーの殆どが学校に通いながらのアイドル活動ですが、彼女だけはリュウドルに専念。振り付けも彼女が率先して指導しています。
まいちゆう「なんでだろう、わからないけどできることはやってあげたい。もう二十歳になったし自分が細かい所をみんなにしっかりいっていかなきゃと思っています。」
取材をする中で私が気になったのはそのコンセプト。リュウドルのコンセプトは「みまもり型アイドル」です。
リュウドルの歌やダンスのレッスンは外から見学ができ、そこには熱心なファンが駆けつけます。でも、かれらは彼女たちに温かな眼差しを送るだけ。距離をきちんと保ち「そっと見守る」という新しい形、おもしろいですよね。
ファン「けっこう毎回来ます、見守りにきてるって感じです」
まいちゆう「来てくれる事がすごい嬉しくて、こうやって活動ができているのも見に来てくれる人のおかげなので。ちゃんと感謝して活動したい」
ライブ当日、楽屋ではメンバーそれぞれが本番にむけて準備の最中。いつも通りだけど本番前の緊張感が漂います。
まいちゆう「まずは沖縄の人にリュウドルを認めてもらって、そこから県外でも。拠点は沖縄なんですけど東京ドームみたいに大きいところでもやれるようになりたい」
ステージに立ってキラキラ輝く彼女達。私も彼女たちを「見守り」ながら、いつか沖縄から全国へ羽ばたくときは、また取材したいと思います。