続いては、週末に行われた県民体育大会空手道競技。先輩の背中を追い続け、勝負に挑んだ選手がいました。昨日福島で行われたFC琉球のシーズン最終戦と合わせてご覧ください!
18歳から67歳までの男女合わせて138人が集結した県民体育大会空手道競技。組手や形、古武道など、磨き抜かれた技を競い合いました。試合前、真剣な眼差しで練習をしていたのは、形の部に出場する沖縄国際大学1年・比嘉真由子さん。
比嘉真由子さん「今日は大学に入って県民大会で初めて那覇市代表で出たんですけど、那覇市の方々の気持ちも持ちつつ少しでも上にいけるように頑張っていこうと思います。」
4歳から空手を始めた比嘉さんには、同じ道場で、幼い頃から目標としてきた先輩がいます。琉球大学4年の照屋真子さん。今年沖縄で開催された空手1プレミアムリーグで7位、さらに長崎国体で5位という成績を残した実力ある選手です。
比嘉真由子さん「自分が4歳に入った時にはもう先輩もやっていてそこからずっと追いかけています。」
先輩の背中を追いかけ、練習に励んできた比嘉さん。そんな彼女を見てきた照屋さんは。
照屋真子さん「小さい頃から一緒の道場で練習してきてるのでしっかり自分も見本を見せられるようにと、まだ負けられないと思っているのでまだまだ頑張っていきたいと思います。」
県内のNO1を決める県民大会。お互い順調に勝ち進み、迎えた準決勝。長い手足を生かした迫力ある演武を見せた比嘉さん。決勝進出を果たします。
一方、照屋さんも・・。スピードと目力を生かした貫録ある演武で勝ち上がります。決勝戦は、先輩後輩対決となりました。
比嘉真由子さん「あぁ先輩とあたるなと思って本当にこの人と戦うんだって」
比嘉さんが見つめる中、先輩、照屋さん。続く、比嘉さん。
比嘉真由子さん「自分の今までやってきた通りにやろうと思いました。」
互いにやり切った演舞、その結果は・・・。上がった旗5本は全て赤でした。
比嘉真由子さん「やっぱまだまだ先輩の足元にも及ばないなと思いました。もっと頑張って先輩と同じ舞台に立てるように頑張りたいです。」
照屋真子さん「今回はまだ負けられないと思っていたのでもっともっと自分も伝えられることがあったら伝えたいし、もっと見本となれるような先輩になりたいと思います。」
互いに切磋琢磨し合い高めあう先輩後輩。追いかけた背中に追いつくその日まで、比嘉さんの挑戦は続きます。