※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
子どもたちに将来の仕事について考えるきっかけにしてほしいと社会で働く人たちの話しを聞く特別教室が那覇市の小学校で開かれました。
18日の講師に招かれたのは、ヤンバルクイナの保護活動を行っている獣医師、長嶺隆さんです。長嶺さんは、10年ほど前、国頭村でヤンバルクイナを捕食していた捨て猫を減らすために、地域の人たちと新しい飼い主を見つけるなどして猫を殺すことなく数を減らした取り組みを紹介しました。
長嶺隆さんは「弱いものを守れない。ヤンバルクイナもおじいちゃんおばあちゃんも小っちゃい子どもも。こういう社会は良い社会じゃないと僕は思います」
子どもは「人の役に立つことをするってとても大切だなと知りました」別の子どもは「仕事の人とかたくさんの人と協力して(将来)いろんなことが出来たらいいなと思いました」と話しました。
長嶺さんは「私たちはとても恵まれているのに、どんどん命を捨てて、その命が別の命を奪ってきた。沖縄の生き物たちや自然を大切にしてほしい」と呼びかけました。
子どもたちは、初めて知るヤンバルクイナの問題や、好きなことを仕事にする面白さに聞き入っていました。