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こんばんは、スポーツです。来年春のセンバツをかけ、おととい開幕した秋季九州高校野球大会。沖縄の代表2校も熱戦を繰り広げました。来年春のセンバツ甲子園の夢につながる秋季九州高校野球大会!

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センバツ選考の必要条件とされるベスト4入りをかけ、先週土曜日、初戦に挑んだ糸満は、打線が爆発。特に6番を打つ金城旭貞は、1回表に2点タイムリー2ベースを放つと、3回・5回にもタイムリーを放ち、この日3安打6打点の大活躍。

7回コールドの快勝で糸満を飾り!ベスト8入りを果たしました。

一方、きのう行われた中部商業の初戦。相手の鹿児島城西は、沖縄尚学が初めてセンバツを制した1999年にコーチを務めていた金城和彦さんが監督。チームにもエースの上原幸真(こうしん)をはじめ、7人の沖縄出身の選手がベンチ入りしています。この沖縄対決とも言える戦いは、取って取られての大接戦!

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9回に追いつかれると延長11回、1点を勝ち越され、中部商業あとがなくなります。しかし・・・そのウラ、1アウト満塁のチャンスを作ると、打席には、2番・宮里柊麻!値千金の逆転タイムリー!劇的なサヨナラ勝ちで初戦を突破します。この勝利を、嬉し涙を流したのは、エースの前田敬太でした。

前田敬太投手「自分が途中点をとられて最後に(チームが)逆転してくれて嬉しくてホッとしたのもあって泣いてしまいました。」

前田はこの試合、味方のリードを守れず逆転を許し6回途中でマウンドを降りていました。

前田敬太投手「(次の試合は)チームに貢献できるように頑張ります。」

センバツの必要条件と言われるベスト4を目指し沖縄の2校が準々決勝に挑みます。まずは中部商業です。あと1勝でベスト4、センバツの夢をたぐり寄せる大事な一戦に挑んだ中部商業の先発のマウンドには、きのうの借りを返すべくエース・前田敬太。

しかし、その前田に県大会打率.380を誇る九州学院打線が襲い掛かります。2回から5回まで毎回得点を奪われるなど、試合の主導権を握られます。それでも前田は前を向いて投げ続けていました。

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前田敬太「エースピッチャーとして、負けられない。」

エースのピッチングに応えたい打線は終盤8回、1番・稲福祐志郎の絶妙なセーフティバントなどでチャンスを作ります。しかし、ランナーを返すことはできず。中部商業、来年夏の、リベンジを誓います。

前田敬太投手「自分の力が全然通用しなくて自分の力不足を改めて気づかされました。夏に向けて、また一から作っていきたい。」

続く糸満高校のベスト4をかけた準々決勝!対するは大分の1位校明豊。試合は6対2と糸満リードで迎えた土壇場9回ウラ、背水の陣の明豊に連打を浴びた糸満がまさかの同点に追いつかれ、試合は振り出しに戻ります。しかし、これで目が覚めた糸満は延長11回、1アウトながらランナーを2人置いてバッターは3番大城龍生!

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均衡を破るセンターオーバー2人が帰って三度主導権を奪い返すと、さらに5番太田のレフト前タイムリーで糸満ダメ押しの3点目を奪います。最後は安谷屋が閉めてゲームセット!

センバツ選考の必要条件となる九州ベスト4進出で、春の甲子園に大きく前進です!