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この時期になぜ行われたのでしょうか。沖縄防衛局は10月24日、名護市辺野古の基地建設に向けた埋め立て本体工事の入札公告を開始しました。本体工事の入札手続きは、これが初めてです。
入札公告は、名護市辺野古の基地建設に向けた埋め立て本体工事を行う業者を募るもので、「ケーソン」という埋め立ての土台となるコンクリート製の箱状のブロックを設置するほか、作業ヤードや護岸をつくる工事など6件です。
沖縄防衛局は、2015年の1月から2月頃にかけて業者を決める予定で、工事の期間は、いずれも2年以上となっています。
この入札公告について仲井眞知事は「恐縮ですが、具体的な工事の事を聞かれてもお答えしかねるんです。僕らが事業してるわけじゃないもんですからすいません」と答えました。
一方、稲嶺名護市長は「調査の一つ一ついわゆる既成事実を重ねてこれが前に進んでいるというような、そのことを表現として言っているんでしょうけどそれに進める前の段階が一切まだ整っていない中では、仮にやっても前に進むわけがないと理解している」としました。
一方シュワブのゲート前の市民らは「入札始まったというと、本体工事への前準備だ」と話す人や「知事選前に駆け込むのはあまりにも見え見えのやり方。そういうことはやるなと」話す人もいました。
辺野古の海上では、2014年8月からボーリング調査が始まっていますが、埋め立て本体工事の入札手続きはこれが初めてです。