こんばんは、スポーツです。センバツ大会、高校総体を制し、高校3冠をめざし国体に挑んだ興南高校男子ハンドボール。きょう、決勝戦が行われ、興南の選手たち、やってくれました!
3月の全国高校センバツ、優勝。8月の全国高校総体、優勝。高校ハンドボール界の偉業、3冠達成まで残る全国の頂点は、あと1つ…
9年ぶり2度目の高校3冠をかけ、興南高校、いざ国体決勝戦です!長崎国体で、高校3冠へ向け、最後の大一番に挑んだ、興南高校。対する神奈川選抜は、横浜創学館・法政二高の混合チーム。両校ともに、これまでの大会で興南に敗れていました。
試合は、リベンジに燃える神奈川の連続得点で幕を開けます。興南は、試合開始早々の猛攻で立て続けに点を奪われ、最大4点のリードを許す苦しい展開を強いられます。この悪い流れを止めたのが、興南の守護神、宮國央芽!チームの再三のピンチを救う、ファインセーブを連発し、試合の流れを変えます。これでリズムをつかんだ興南。その後、一気に点差を縮め、前半を同点で折り返します。
ハーフタイムのミーティング「泣いても笑ってラスト30分だぞ楽しんでいくぞ、元気出していこう!」
頂点をかけた試合は後半に入っても一進一退、手に汗握る展開。互いに取られたら取り返し、高校最後の試合にすべてをぶつける両チームの決勝戦は終盤まで大接戦となります。しかし、新チーム発足時からこの日を目標にしてきた興南に焦りはありませんでした。
下地利輝主将「相手の気迫が強くて、それに押し込まれた部分もあったんですけど接戦なので、気持ちで負けたらダメだと思ったのでこの厳しい展開を抜け出したのは、興南!チームを牽引してきたキャプテンがこの大事な場面で得点を重ね、一気に勝利を手繰り寄せます!」
そして、ついにその時が…国体でも頂点にたった興南高校!9年ぶり2度目の3冠を達成しました!
黒島宣昭監督「3年間の中で厳しい練習もあったと思いますがよくついてきてくれたと思います。」
宮國央芽選手「新チームになった時から目標にしてきた3冠を達成できてとても嬉しい。」
下地利輝主将「今回のチームは身長も小さくて周りからは優勝できないチームと思われていたと思うんですけど9年前に肩を並べられて、本当に嬉しいです。」
興南高校のメンバーは、ほとんどのメンバーが中学から同じチームでのプレー経験があり、まさに長い期間で培ったチームワークでの勝利だったのではないかと思います。
興南高校のみなさん、本当におめでとうございました!選手たちは、あす凱旋する予定だということです。