※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
アメリカ軍のよる大空襲「10・10空襲」が起きて10日で70年。那覇市では、犠牲者を悼み慰霊祭が開かれました。70年前の10月10日、県内全域を襲ったアメリカ軍の大空襲では660人以上が死亡、那覇市は90%以上が焼失しました。那覇市の慰霊祭には、およそ130人の体験者や遺族が出席しました。
那覇市連合遺族会の大嶺正光会長は「亡くなった人たちは、恐怖にさらされながら、どれほど苦しい思いをしただろうか。戦争の教訓を胸に刻み込むことが私たちの責務だ」と語りました。
当時小学校4年生だった高齢の男性は「10月になったら(空襲を)思い出すね」「機銃の弾が(空から)落ちてきてよ。(弾を)触ったらね、もう熱くて大変っだった。」と話します。
そして当時22歳だった高齢の女性は、「(今も)あっちこっち外国で戦争していると聞くと、自分達のあれ(戦争体験)を考えるわけさ。(私は)逃げ回っていたからね」と言います。体験者は「もう2度と戦争を起こしてはならない」と繰り返していました。