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辺野古への新基地にNOを訴える人々が県庁を包囲しました。それぞれどんな思いで声を上げたのでしょうか。

秋山記者「暑い日差しが照りつける中、県庁前にはこれだけの人が集まりました。これから辺野古新基地NOのメッセージを県庁へ、そして知事に向けて訴えます」

きょう正午。県庁に向け、続々と人が集った。目的は辺野古への新基地建設に反対の意思を示そうというもの。8月と9月、名護市辺野古で開催された反対集会の第3弾という位置づけだ。

県庁前には子連れの母親や、お年寄りまで、人の波が押し寄せた。

那覇市からの参加者「きょうは県庁包囲っていうから来るしかないって思って。何か行動をしないと気が済まなかったので、行動を起こせたのはよかった」

那覇市からの参加者「家族で作りました。きれいな海を埋めたてるのは絶対反対。100年も200年も続くから絶対に作らせていけない。体が悪くて辺野古まで遠くて行けないので、きょうは是非と思ってきました」

那覇市からの参加者・フランス人「NO BASE。本当に戦争反対です。沖縄には最近引越ししてきた。本当に沖縄は素晴らしい。辺野古も素晴らしい」

群衆の中には、反対行動を続ける辺野古区民・島袋文子さんの姿も。

辺野古区民・島袋文子さん「どのくらいの住民が反対しているのか。(知事に)眼を開いてみてほしい」

さらに二見以北、汀間区長も声を上げた。

汀間・新名区長「地元からも代表して何人が出席して、一緒になって汗を流したい。基地をやめていただきたいし、他に方法はある」

午後0時30分。参加者は辺野古の海をイメージした青いメッセージボードを掲げ、声を揃えた。

大矢記者「集まった県民たちは辺野古新基地建設NOと書かれたメッセージカードを一斉に県庁に向けています。そこには美しい辺野古の海を守り、基地はいらないという県民たちの切実な思いが伝わってきます」

主催者発表で3800人が参加した県庁包囲行動。辺野古での陸上工事が始まって3ヵ月。新基地反対の声は高まっている。

3度目となった今回の反対行動。県庁に向かって突き上げられた拳には、埋め立てを承認した知事への怒りがあります。そして、その向こう側にいる日米料政府へも込められた怒りでもあります。