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さて、名護市の呉我区にはちょっと変わったガジュマルがあります。まるで妖精が住んでいるような・・・。上間記者が取材しました。
夏から秋にかわるこの季節、まだまた熱い日差しを浴びるガジュマルの木。実はこの木、少し変わった形をしていると、ちょっと有名な木なんです。
上間記者「この地域のでちょっと有名な木があるというのですが、その有名な木というのがこちらです家の形をしたガジュマルの木です」
高さ6メートル、横8メートルもある、このガジュマルの木。植えられている家のご主人大城明さんが小学校の時に植えられたもので、30年前から、この形に刈り込むようになったといいます。
大城さん「うちの親父のほうが、上に伸びるのをちょっとセーブしようと、上切っていったらだんだんおうちみたいな形なって。」
父親が亡くなってからは、明さんが一人で剪定を行いこの形を維持してきたんだとか。現在は体調を崩したことから、剪定は業者に頼んでいるものの、大がかりな剪定は丸一日かかるそうです。
取材に行ったこの時期は、枝が伸びきってしまい丸みを帯びていますが、今週中には剪定をする予定で、もっと家の形に近づくそうです。それでもこれだけ立派な形のガジュマル。やはりきじむなーが住んでいてもおかしくなさそうです。
大城さん「(Q.ガジュマルって言ったらきじむなーとかいそうですね。)だからね。見たことないけど、いるみたいな感じするね。」
地域のシンボルとして長い間愛されてきたガジュマル。父親の思いを受け継いだ、親子の絆の証でもありました。
大城さん「(父親が残した木を)現状維持で守っていきたいですね。守っていきます。」