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9日、大潮の日に辺野古の海を渡りボーリング調査に抗議の意思を示そうという集会が開かれました。

9日午前、辺野古の浜には、基地建設に反対する市民ら50人以上が集まりました。市民らは、干潮で海が浅瀬となる正午過ぎに合わせ、これまでの海上抗議で最大規模となる24艇のカヌーと4隻の漁船で出発。

辺野古沖で、ボーリング調査を行うスパッド台船に近づき、「ボーリング調査をやめろ」と抗議しました。頭上には、オスプレイも姿を見せる中、海上保安庁は、台船を囲むフロート内に入ったとして、21人を一時拘束。拘束はこれまでにもっとも多い人数となりました。

参加した人はそれぞれ「自然が味方してくれて近くまで行けて、政府は脅しをかけていますけど、その脅しにも負けず勇気を持ってのぞんで行って一歩一歩、台船に近づいているのが一つの成果」「カヌー24艇でフロートに近づくとすぐには手だし出来ない感じだった、新基地建設を許さない人が多いんだ。実力でも止める人がこんだけいるんだな、ていうのはすごく見せつけられたと思った」と話していました。

沖縄防衛局によりますと、ボーリング調査は、予定している調査地点21カ所のうち、8日までに10カ所の作業を終えているということです。着々と進められる調査に、市民らの抗議の声が強まるばかりです。