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辺野古の海を埋め立てる工事に県がゴーサインを出しました。県は、沖縄防衛局が申請していた海底の岩やサンゴを砕いたり、土砂を投入したりする岩礁破砕を許可しました。
県水産課は7月14日、沖縄防衛局からの岩礁破砕申請を受理し、審査を進めてきました。その結果、県は「漁業の操業を妨げないこと」や「漁場汚濁が生じた場合には、工事を中止して被害を最小限にとどめる措置を取ること」など、9項目の条件をつけた上で、沖縄防衛局の申請を許可しました。
これにより、沖縄防衛局は、辺野古周辺海域で、基地建設に向けた本格的な埋め立て工事を行うことができるようになります。
申請書には、名護市の反対意見も添付されていましたが、県は、「水産資源の保護・培養という視点で審査をした結果」だとしています。
一方、沖縄防衛局は28日午後、キャンプシュワブ沿岸部に、護岸を建設する工事などの事業者の募集を開始しました。
護岸の工事の期間は、岩礁破砕と同じ2017年3月末となっていて、本格的な埋め立て工事に向けた手続きが28日、一斉に動き始めています。