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沖縄国際大学にアメリカ軍のヘリコプターが墜落した事故から13日で10年となるのを前に12日、大学生たちが基地問題や平和について考えるシンポジウムを開きました。
シンポジウムには県内外の大学生4人とアメリカの識者が参加しました。宜野湾市出身で国際基督教大学3年の元山仁士郎さんは、7月90年代に内戦が起きたアフリカ・ルワンダで沖縄の基地問題について出前講座を行った経験があります。
元山さんは福島と沖縄の問題がとても似ていると感じたとして「福島で起きていることは(自分が)18年過ごした沖縄で起きていることと似ているなという違和感を覚えた。(それは)日本政府の体質、秘密を隠してて、国民に対しても説明をしない」と話しました。
また琉球大学の友寄元樹さんは会場を訪れた中学生や高校生に対し「今のパレスチナの問題があるとすれば、ガザ侵攻している企業に買い物に行かない、それが一つの生活と政治がつながる。選挙権がなくても政治にかかわれると考えるといいと思います」と話しました。
学生たちはぞれぞれ辺野古への基地建設を止めるため、自分たちに何ができるか具体的な行動を考えていきたいと話していました。