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沖縄では初開催となった全日本マスターズハンドボール選手権です。いくつになってもハンドボールが大好きな選手たち。元日本代表選手や、この道70年のベテラン選手などが白熱した試合を展開しました。年齢を感じさせないプレーの数々に注目です

沖縄初開催となった、全日本マスターズハンドボール大会。男子40歳以上、女子35歳以上が参加条件。中には「無理しない」ことをテーマにしているチームもありますが…そのプレーは現役世代に全く引けを取りません。

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GHBP ARES小澤勝利選手「まだまだ若い奴には負けないって、多分他の皆さんもそう思っていると思います。」

こう話すのは、日本代表経験のある小沢勝利選手。小沢選手のいるGHBP ARES(アレス)は前年度の優勝チーム。

小沢選手の他にも元日本代表・広政宣孝(ひろまさのぶたか)選手などを始め全国で名を馳せた選手たちが集っています。また、俳優の西村和彦さんが所属していることでも話題となっているチームです。

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そのARESは今年も順調に勝ち進み、決勝の舞台へ。試合序盤は両チーム点を取り合います。しかし、元日本代表の2人が得点を重ね始めると、流れは次第にARESへ。ARESが優位に試合を進め、前半を4点リードで折り返すと、後半に入っても、その勢いは止まりません。最後にはディフェンスも光ったARES。リードを守りぬき、2年連続の優勝を果たしました。

西村和彦選手「ハンドボールというスポーツが日本においてはマイナースポーツと言われている場合もありますけど、一生涯やれるスポーツであることをみんな自負してやっていますので、生涯スポーツとしてこれからも続けていきたいと思います。」

小澤勝利選手「ハンドボールと言えば自分の人生の一つかなと思っています。」

一方、このマスターズの大会は順位を競うものだけではありません。こちらは「オーバー60大会」60歳以上が出場できる大会で、多少ミスは出ますが…侮ることなかれ!年齢を感じさせない、アグレッシブなプレーを披露します。

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その中でも一際、懸命にプレーするのは、前田勝さん。今大会最高齢の82歳!ちなみにこの大会には特別ルールがあり80歳以上の前田さんは、1ゴールで一挙6点!残念ながらゴールはなりませんでしたが、その表情はイキイキしています。

前田勝さん「(ハンドボールを始めて)大方70年にはなってるね。若い人に笑われるんだよ、おじいさん、ジャンプしたってちょっとも上がってへんって(笑)気持ちはな、若い時と同じ気持ちだけどね。」

また、この大会にはこんな素敵な方々も。

小山哲央さん「結婚して40何年、50年近くになってるね。」

シュート練習をする小山哲央さん、その哲央さんのシュートを受ける俶江さん、2人はハンドボールのチームメイトとして出会い結婚。2人で大会に出るなど、ハンドボールが二人をつないでいます。

小山俶江さん(哲央さんを)かっこいいと思いますよ(照笑)」

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小山哲央さん「幸せですね、金がなくても何がなくてもハンドボールができるというのは。」

他にも、昔ハンドボールの主流となっていた「11人制」を取り入れた競技も行われるなど盛り上がったマスターズ大会。ハンドボールを勝負として楽しむ選手もいればハンドボールを介した仲間との交流を楽しむ選手も。いくつになっても楽しめる生涯スポーツ、これからもハンドボールに夢中です。