8月1日金曜日のニュースプラスです。
今回の台風は中心からかなり離れてから大きな影響をもたらしました。1日の朝から暴風域を持った台風12号本島地方は、局地的に非常に強い雨と風に見舞われ昼前には本島のほぼ全域で暴風・大雨・洪水警報が出され、各地で被害も出ました。
秋山記者「現在10時です。那覇市内では時折強い雨と強い風に見舞われています。高波の影響で泊港を発着するフェリーは全て欠航となっています。」
大型の台風12号は8月1日の未明に本島地方に最も接近した後午前10時に、本島各地が非常に強い雨と風に見舞われました。11時10分、久米島をのぞく本島地方全域に暴風・大雨・洪水警報が発表されます。
この台風の影響で海の便は離島などを結ぶ便など全便が欠航。空の便でも国内線、国際線合わせて84便が欠航しました。また、沖縄都市モノレールでは強風のため一時、運行停止の措置を取りました。
沖縄気象台によりますとこの台風は中心より外側に発達した雨雲と強い風のエリアを持っていたことから中心から200キロ以上離れてから大雨と強風をもたらしたということです。
山本記者「高さ3メートル幅10メートルほどの兵がこの雨の影響で崩落したとみられます現在中に無図がしみ込まないように消防による応急処置が行われています。」
この台風の影響で那覇市内の空き地ではブロック塀が崩落し、近くに住む親子が自主避難しました。浦添市では30代の男性が強風によりドアに手を挟み指を切断する大けがを負っています。
さらに、うるま市山城ではガジュマル大木が倒れ、私道をふさぐ被害もありました。本島地方はまだ強風域にありますが、大雨のピークは過ぎたとみられ午後3時に暴風・洪水警報は解除、その後、大雨警報も解除されました。
本島地方が強風域を抜けるのは2日の昼過ぎの予報ですが強風や雨は断続的に続くものと見られています