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基地建設への抗議行動が続くキャンプシュワブのゲート前で、基地建設に反対する市民らが、29日設置された鉄柵を壊すなど、騒然としました。
鉄柵は28日、沖縄防衛局がキャンプシュワブのゲート前に設置したもので、基地建設に反対する市民らから「抗議活動を弾圧するものだ」と反発の声が上がっていました。
市民らは29日午後、鉄柵などについて、「公道に設置できる法的根拠はないはずだ」などと沖縄防衛局の職員らに抗議。鉄柵のボルトを外して一部を撤去するなど、現場は騒然としました。
石橋記者は「全国各地から海上保安庁の巡視船がここ那覇新港に集まっています。あちらは長崎県の地名がついた巡視船ふくえ、その隣には青森県のしもきた、そしてこちらに三重県のすずかが停まっています」とリポートします。
那覇新港では29日午前、海上保安庁の巡視船6隻が確認されました。巡視船は、シュワブ沿岸部での周辺警備にあたると見られていて、全国から沖縄に海上保安庁の部隊が集まる異例の事態となっています。一方、フィリピンの東の海上にある熱帯低気圧が、沖縄の南に向かっていて、沖縄近海でも波が高くなるなどの影響が出ています。
沖縄防衛局は29日午前、27日シュワブの浜に設置したばかりの浮き桟橋を撤去しました。県庁に就任あいさつに訪れた沖縄防衛局の井上一徳局長は、記者団に対し、「天候や気象状況を見て現場が適切に判断したもの」と理由を説明しました。
政府は7月中にも海上にブイを設置し、ボーリング調査を始めるものと見られていましたが、計画は大幅に遅れる見通しです。