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太平洋戦争当時、沖縄や南洋諸島で戦闘に巻き込まれた人たちが国に謝罪や損害賠償を求めている裁判で、パラオで家族3人を失くした男性が23日の裁判で意見陳述を行ないました。
23日の裁判では、那覇市在住の柳田虎一郎さんが、1944年に南洋諸島のパラオ・ガスパン島から日本に引き上げる際、アメリカ軍の潜水艦に攻撃され、家族3人を失くした体験を語り、「国が起こした戦争さえなければ、家族が辛く悲しい思いをしながら死んでいかずに済んだのではないか」と国の戦争責任を訴えました。
柳田虎一郎さんは「それに対して、お国がわかってくれたらいいんですけど。本当の戦場っていうのは皆さん全部わかってると思うんですけど、本当地獄絵です。」と意見陳述後の会見で述べました。
次回の裁判は、終戦記念日にあたる8月15日の予定です。