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絶滅危惧種の野鳥、アジサシ類の繁殖調査が16日、名護市で行われ、個体数が激減し危機的な状況にあることが確認されました。
アジサシ類は毎年この時期、海外から繁殖のため屋我地島に飛来する絶滅危惧種です。16日の調査ではエリグロアジサシとベニアジサシの2種の個体数や繁殖の状況が確認されましたが、エリグロアジサシは2013年の117羽に対して、今回は81羽、ベニアジサシは2013年の84羽に対し今回は僅か10羽でした。
また、アジサシ類が卵を産む岩礁に、釣り人が捨てたごみが散乱しているのも確認されたということです。
やんばる自然保護官事務所自然保護官の山本以智人さんは「非常に数が少なくなっていて、危機的な状況だと考えています」と話していました。
やんばる自然保護官事務所では、人が巣に近づくとアジサシが子育てを放棄してしまい減少の原因になるとして岩礁に近づかないよう呼びかけています。