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仲井眞知事は10日台風8号により大きな被害のあった地域を訪れ被害状況を確認しました。10日、知事が視察したのは台風の被害が特に大きかった中部地区の4か所です。

嘉手納町の比謝川は台風8号の影響で水位が通常より10メートルほど上昇。中部地区に水を供給する、川の近くの比謝川取水ポンプ場が浸水しました。

ポンプ場の宮城一彦所長は「現在もどの部分から水が侵入してどういう経路を使って中で水位上昇したのか明らかではないのでこれから調査しましてどのような対策が講じられるか検討していきたいと思います」と説明しました。

説明を受けながら知事は、川沿いなど局地的に大きな被害が出たことを確認していました。また、うるま市石川の土砂崩れ現場では、出荷場に土砂が流れ込み、それによって押しつぶされた軽貨物車を視察しました。

仲井眞知事は「いろんなデータが出てくると思いますから、局所が非常に強い風と雨の影響を受けているなという実感をうけました。あとは災害対策に、なるべく早く結果を出していきたいと思っているところでございます」と述べていました。

県の調べでは農林水産物の被害は現時点で11億円を超えていますが林業や水産業、一部、畜産業の調査がまだ完了していない為、今後、被害額はさらに大きくなるとみられています。