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60万人を超える人に避難勧告が出たほか、家屋が倒壊したり風にあおられて転倒し大けがをするなどの被害が出ています。台風8号の接近に伴い県内41の自治体のうち那覇市、浦添市、沖縄市など20市町村で24万8183世帯・60万3456人に避難勧告が出され、そのうち、36市町村で1079人が公民館などへ避難をしています。台風の強風にあおられて転倒するなど22人がケガをしています。
浦添市では8日午後2時ごろ30代の男性が事務所のドアで左手をはさみ薬指を切断、中指も断裂するけがをしました。南城市大里では正午前に風にあおられた40代の男性が転倒した際に手首を骨折し重傷。那覇市では8日午前6時ごろ台風対策のために玄関先で脚立に立って作業をしていた83歳の女性が転倒し頭をけがし、八重瀬町では70代の男性は台風対策のため屋根で作業をしていたところ強風にあおられて転落し腰を打つけがをしました。また、94歳の男性はドアで頭を打つケガをしています。2人はいずれも軽傷だということです。
台風による家屋への被害も出ています。8日午前9時20分ごろ那覇市松川の木造づくりの飲食店が倒壊しました。当時、店は営業をしておらずけが人はいませんでした。また、午前10時半すぎ浦添市の仲西中学校では強風で部室のトタン屋根が剥がされフェンスを押し倒した他、各地で街路樹が倒れ道路をふさぎました。沖縄本島や久米島、宮古島などは、暴風域にありまだしばらく厳重な注意が必要です。