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那覇市議会はきょう、安倍政権が目指す集団的自衛権の行使容認に抗議し、慎重な審議を行うよう求める意見書を賛成多数で可決しました。

提案された意見書では、安倍政権に対し「国民的な議論もなされないまま、なし崩し的に閣議決定を急ぐ姿勢は、あまりにも拙速であり、到底容認できるものではない」と指摘。

また、地上戦を体験した沖縄において、「多くの県民が将来、他国の戦争に巻き込まれる恐れはないかとの不安と危惧を抱いている」として、慎重な審議を行うよう求めています。

意見書は、33対6の賛成多数で可決されました。自民党政権に対するこの意見書は、自民党県連に所属する会派が提案したことでも注目を集めていました。

自民党新風会の金城徹会長は「(自民党の)総理経験者や官庁経験者すら慎重な議論が必要だと指摘があるように、これは当然あって然るべき議論だと私は理解しています」と話しています。

安倍政権の集団的自衛権の行使容認を目指す動きをめぐっては、読谷村や北中城村の議会でも慎重な審議を求める意見書が採択されています。