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5月15日の沖縄本土復帰記念日を前に、宮古島市で10日、平和行進が行われ、参加者が先島への自衛隊配備反対などを訴えました。

毎年、復帰記念日の5月15日前後に県内各地で行われる平和行進。県内で最初となった宮古島での平和行進には100人余りが参加しました。

上野野原にある航空自衛隊宮古島分屯地近くの広場で行われた出発式では、平和運動センター宮古島の小禄雅夫議長が、政府が進める辺野古への新基地建設や与那国島への自衛隊配備に懸念を示し、「平和をしっかり訴えましょう」と呼びかけました。

平和行進に参加した男性は、「復帰42年経って、この沖縄は何も変わらない現実と、あの戦場下にしてしまったら、この戦争を体験した元の沖縄に戻ってしまう」などと話し、別の男性は、「子や孫たちのためにも平和な世の中を続けていくと。宮古は人数的には減っていますけど、大事なことですから」と話しました。

参加者たちは、行進しながら「先島への自衛隊配備反対」や「普天間基地の撤去」など、平和な沖縄の実現を訴えました。