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27日投開票された沖縄市長選挙は、保守系が推す前県議の桑江朝千夫さんが初当選を果たしました。
当選した前県議の桑江朝千夫さんは「嬉しい限りです。やはりこの沖縄市の活力をみんなが市民が待ち望んでいるということです。ダイナミックに市政を変えていきます」と話していました。
任期満了に伴う沖縄市長選挙は、前県議で自民・公明の推薦を受けた桑江朝千夫さんが、革新系などが推す前の副市長の島袋芳敬さんに2000票あまりの差をつけて当選しました。
市政刷新を訴える桑江さんが、国や県とのパイプを強調し政策を訴えたのに対し、島袋さんは基地問題を積極的に争点化し、現市政の継承・発展を訴えましたが及びませんでした。
野島記者「今回の結果は、何と言っても沖縄市民が市経済の立て直しを最も重視した結果と言えます」
また、今回の選挙は秋の県知事選の前哨戦としても注目されていましたよね?
野島記者「1月の名護市長選挙で革新系に弾みがつく中、知事選に向け、流れを断ち切りたい自民党は、今回、基地問題を争点にしない手法で、公明党と共に国政選挙並みの選挙戦を展開しました。結果として革新系などが推す島袋さんはカラーを出しきれず浸透できませんでした。また革新側は、知事選に向けて、一部保守を取り込んだ上で、辺野古反対を掲げる候補を擁立したい考えですが、今回の結果はそういった党派を超えた戦いを目指す『オール沖縄』の枠組みに大きく影を落とすものとなりました。今後、革新側が、人選作業と並行して体制をどう立て直すのかが注目されます」