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14-04-24-04

何のための訓練だったのか、機種はオスプレイだったのかアメリカ軍は何も明らかにしていません。

先週、伊江村で訓練中のアメリカ軍機から重さ200キロのドラム缶4本が目的地外に落下した事故を受けて伊江村の島袋村長と議会のメンバーが沖縄防衛局やアメリカ軍に抗議しました。

伊江村議会亀里敏郎議長は「私どもの強い憤りをご理解いただきまして、真摯に対処していただきますよう」と話していました。

沖縄防衛局には午前、村議会議員全員と島袋村長が訪れ、武田防衛局長に23日の臨時議会で可決した意見書を提出しました。

この事故は5月17日午後9時ごろ、アメリカ軍機が水の入った重さ200キロのドラム缶4本を訓練コース外の地域に落としたものです。

意見書では現場の工事現場で昼間およそ60人が働いていることや1番近い集落が500メートルという距離にあることをあげ、1歩間違えれば大惨事になるところだったと指摘しています。

これに対し武田防衛局長はアメリカ軍が当分パラシュート訓練のうち物資の投下訓練を見合わせる意向であることを明らかにしましたが、今の段階でも原因はもとより、オスプレイだったのかどうか機種すら明らかにされておらず、村の不信感は募っています。

亀里敏郎議長は「機種もわかりません。訓練の目的もわかりません。どういうコースで入って来たのかもわかりません。その辺は全く私たちに答えてくれませんでした」と話します。

伊江村議会のメンバーらはこの後海兵隊にも足を運び直接抗議の意思を示しました。