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14-04-21-04

自衛隊配備に揺れる与那国町では19日、陸上自衛隊の監視部隊の配備に伴う起工式が開かれました。

起工式当日、賛成反対で2分された島に小野寺防衛大臣が姿をみせると、反対派住民は口々に「着工反対!」と声を上げました。

大臣は配備予定地となっている久部良地区を視察し、会場に向かったものの、会場前では反対派の怒りが爆発。大臣は急きょ外間町長の車に乗り換え、30分遅れて会場入りしました。

起工式のなかで外間町長は「自衛隊配備は今後の島の活力ある再生を考える上で非常に大きなインパクトを与えるもの」とあいさつ。また小野寺防衛大臣も「離島にしっかりとした監視体制をとることは、日本の安全保障にとって大変重要だ」と強調しました。

与那国町の住民らはそれぞれ「(自衛隊は)国の宝物だから私はおおいに賛成」「人口増えることに地域の活性化生まれてくる」と「町つくりにとって自衛隊は必要ない」「金にむらがる人たちがどんどん推進派のグループに入っていっていることと中身が全く違う」と話していました。

小さな島に大きな混乱を引き起こした週末の起工式。防衛省は2015年度末までに部隊の配備を完了するとしています。