センバツ大会ベスト８の沖縄尚学！初のセンバツの舞台に立った美里工業！そして春の県王者、糸満！
夏の県大会のシードを決める三つ巴のチャレンジマッチ。夏の前哨戦とも言える試合に応援も熱を帯びる中、気を吐いたのは糸満でした。
去年の夏のメンバーが多く残ったものの夢のセンバツを逃した糸満。その悔しさを胸に一冬超えたチームは大きく成長。美里工業との試合では１点リードの３回に４本のヒットを集中させ、２点を追加します。成長を遂げるチームの中、特に力をつけたのがエース・赤嶺祥吾。
糸満高校・赤嶺祥吾投手「２勝絶対するという目標をみんなで決めて、春終わってやってきた」
赤嶺は最速145キロの直球を軸に強気の投球。美里工業打線に２塁すら踏ませぬピッチングで完封勝利をおさめます。
赤嶺は続く第３試合の沖縄尚学との試合でも先発マウンドへ。連投にも疲れを見せない赤嶺でしたが、迎えた４回。２アウトながら１塁・２塁とピンチを招くと、打席には６番・渕上大蔵。
小柄ながらパンチ力のある渕上に、ライトオーバーの逆転タイムリーを浴びます。それでも赤嶺は、強力な沖尚打線に対し、全く臆することはありませんでした。
糸満高校・赤嶺祥吾投手「甲子園チームのバッターと対戦できたり、滅多にないことなので楽しかったです」
力投する赤嶺をバックも支えます。センター・松堂睦之が、このファインプレー！逆転を信じ守り続けます。
しかし、その糸満の前に立ちはだかったのが沖尚のエース・山城大智。夏に向けて再スタートと意気込む山城を前に、糸満はなかなか反撃の糸口をつかめず。山城に11個の三振を奪われると、最後はリリーフ・久保柊人に抑え込まれゲームセット。
それでも２試合とも接戦を演じた糸満は、夏に向け手ごたえを掴んだようでした。
糸満高校・赤嶺祥吾投手「自信になったと思います。九州大会もあるので、経験と自信を積んで、また夏につなげていこうかなと思います」
一方、注目の対戦カード、美里工業対沖縄尚学は９回サヨナラで沖縄尚学が制しています。
この結果、夏のシードが決定。泣いても笑っても甲子園のラストチャンス。勝負の夏がやって来ます。
