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辺野古への基地建設も含めて、日米両政府が進めているのが嘉手納基地より北のアメリカ軍基地の機能強化となる統合計画です。
金武町は14日、県内の自治体として初めて、移設される施設の受け入れを表明しました。金武町役場には14日午後、沖縄防衛局の武田局長が訪れ、儀武町長にお礼の言葉を述べました。
金武町が受け入れを表明したのは、北谷町のキャンプ瑞慶覧にある白比川沿岸区域の海兵隊施設です。
これまで儀武町長は受け入れの条件として、キャンプハンセンの一部を返還してもらい、ゴミ処分場を建設することで政府と交渉していましたが、そのメドがついたとして白比川の施設の受け入れに踏み切ったということです。
4月16日に任期が迫る中、受け入れを示した儀武町長ですが、今後、返還交渉にあたるのは新たな町長の仕事となります。
一方、嘉手納基地より南の大規模な基地返還が強調される統合計画ですが、辺野古への基地建設を前提とするなど、見方を変えれば、嘉手納基地より北の基地機能が強化されていく姿が浮き彫りになっていて、県内自治体初となる金武町の受け入れ表明は波紋を広げそうです。