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非正規雇用の増加が懸念される中およそ650人の契約社員を正社員化した企業を仲井眞知事が視察しました。
正社員化を行ったのは、沖縄県や富山県にコールセンターを展開し、通販型の保険を手掛けるアメリカンホーム医療・損害保険で、4月1日付で沖縄県のおよそ650人の契約社員を1度に正社員化しました。
業界では、雇用環境が不安定なことなどから離職率が高い傾向が指摘されていて、この会社でも、年間でおよそ20人に1人が辞めるペースとなっていましたが、社員に長く安心して働いてもらいたいと正社員化に踏み切ったとしています。
アメリカンホーム医療・損害保険橋谷有造代表取締役社長は「やっぱり契約だから辞めて正社員のところに移りたいというのは昔からあった話。ようやく4年間かかりましたけど、正社員化ということは」と話します。
男性社員は「自分たちの働くモチベーションにもつながりますので、本当に働きやすい環境を作って頂いてるなと感じております」と話し、女性社員は「女性なので、例えば産後休暇とか産前休暇とかそういった福利厚生の点でも一度お休み頂いても戻ってきやすい環境を整えてくれたのがとてもありがたい」と話していました。
また仲井眞知事は「こういう誘致した企業が、一生懸命、労働条件の改善とかね、そういうことに取り組んで頂けるのは、非常にありがたい」と話します。
県内の非正規雇用率は44.5%と全国平均より6.3ポイント高く、県では、今後も、雇用の質の向上にむけ正規雇用の拡大を企業に働きかけたいとしています。