マスクのお母さん「(子どもの預け先で困ったことはありますか?)たまにありあますね。今は親にお願いしたりしますけど親も用事があるときとかはやっぱり困る仕事をしているので。探したりしたことはあったけど意外と少なくて」
メガネのお母さん「自分もそういう経験ありますけど誰かに助けて欲しい時とかしょうがないですね。(ずっと24時間子どもと一緒だと?)きついですね。(少し離れたいなと?)思いますよ。」
仕事を探したい、美容室に行きたい、子どもと少し離れたい。24時間子育てに追われる母親たちの思い。そんな母親たちに手を差し伸べるのが子育て支援サービスです。1時間単位で保育サポートに入り緊急時も対応してくれる「ゆいキッズ」今年10年目を迎えます。
ゆいキッズ宮城和代代表「ペーパー保育士さんたちが多い。保育士の資格を持っているけど保育の仕事をしていない、資格はないし子育ての経験もないけれど子育て支援活動をしたいという方には1ヵ月〜2ヵ月研修期間としてサポーターの活動に参加してもらう。」
現在、登録しているサポーターは26人。必要に応じて、依頼者の自宅や外出先、習い事や保育園の送迎などサポート内容は様々です。
ゆいキッズ宮城和代代表「私たちはママ友とランチでもどうぞ自分をリフレッシュするために使ってください。というためにボランティアをやっているお母さんたちにゆとりができたら子育てもうまくいくかなと。」
ゆいキッズでは、リフレッシュしたい、食事に行きたいなど預かる理由は問いません。さらに、月に一度、てぃるるにて無料で子ども達を受け入れる日を設けています。
一方で行政の子育て支援はどうなっているのでしょうか。那覇市・浦添市・沖縄市などでは「ショートステイ」というシステムを取り入れています。
誰でも、預けることができるショートステイですが、利用するには市の許可や所得証明書などの提出などが必要なためハードルが高く全く利用者のいない日もあるといいます。
今回の事件を受けて・・・
ゆいキッズ宮城和代代表「本当に心が痛いです。子どもって地域で育てていくものだと思う。子育て中の親を孤立させないで地域やその周りの人たちが子育てしやすい環境づくりが必要。」
手軽さや低料金を求めて、県内でもインターネットで預け先を探す親もいる現実。支援がなければ親だけで安心して子を産み育てることはできず、待機児童や子育てサービスの改善が今、求められています。