栞の私記おりおりです。中川アナウンサーが、黒島の牛祭りに行ってきました。着目は4年ぶりに復活する「あのイベント」です。
中川アナウンサー「もうまもなく黒島に到着します。一体どんな牛が待っているんでしょうか。」
竹富町黒島、人口200人。牛の数3000頭、まさに牛の島です。ことしは黒島牛祭りで綱引きが、4年ぶりの復活。しかも、その大役をになう牛は、いつもとちょっと違うというのです。
中川アナウンサー「牛がめっちゃいますよね。」
島の人「人も歩けば牛にあたるというくらい牛があっちこっちでいますので」
確かに少し黒島を歩いただけで、牛がいっぱい
中川アナウンサー「1,2,3、4・・・。もう数えきれません。」
この牛の数、お目当てのあの「牛」はどこにいるのでしょう。
島の人1人目(工事現場の人)「白っぽいの、首から白っぽいのだった気がするけど」
2人目(親子)「ミルクユガフ笑軍でしょ。ミルクユガフ笑軍!笑うっていう字に軍隊の軍!」
中川アナウンサー「何に似てるとかある?たぶんミルクの神様。」
3人目(商店おばさん)「顔が変わってますね。ぶさかわいい。」
中川アナウンサー「だいぶみえてきました。ぶさかわいい、闘牛なのに癒し系!ちょっと自分なりに想像したのを絵でかいてみたいと思います。できました。想像した笑軍はこちらです!」
さっそくこの絵をもとに笑軍探しの旅に・・。
1人目「失笑。(どうですか?)いやどうなんでしょう。これ誰が書かれたんですか?」
2人目「へったくそ。これ幼稚園生の絵みたいだよな。」
探し始めて6時間・・。
中川アナウンサー「おーーーい。笑軍ーー!」
この日は笑軍にめぐりあえず・・。今日は年に一度、牛の数よりも人の数が多くなる日。島には故郷を離れて暮らしている人や観光客が大勢やってきます。
1組目「牛1頭あたってるもんだからもう。昨日夢みたの。牛1頭ひきとりにきた。ひきとりよ、牛。牛1頭!!!大当たり!!」
2組目「(綱引きあるのご存じですか?)それ知らないですね。(ちなみに800キロあるみたいです。)800キロ!それはきついな。5人で250、300くらいしかないですもんね。」
中川アナウンサー「いよいよ黒島牛祭りが始まりました。早くもお店の前には行列ができています。牛、牛、牛、牛尽くし。モーたまりません。」
ナレではさっそく牛祭り名物、楽しみにしていた牛汁をいただくことに・・。
店の人「(これ何人分くらいあるんですか?)200名分(あんなに入れちゃって大丈夫なんですか!)入れちゃって大丈夫よ。」
中川アナウンサー「いただきまーす。んーー。やわらかっ!だしが甘いのでほっこりします。」
まもなく綱引きが始まります。さて肝心の「笑軍」はどこに。
男性「あれが笑軍です。(あれ?一見普通の牛と変わらないような気がするんですけど。)前にまわってもらったら、顔をみてもらったら分かります。えっえっ!これが笑軍ですか!」
オス9歳。体重およそ800きろ。綱引きの牛に抜擢されたミルクユガフ笑軍。想像よりずっと可愛らしい牛です。
実行委員長玉代勢さん「笑軍って笑う軍団、癒し系だし、お客さんが見て参加して楽しい牛じゃないかなと思って。」
いよいよ綱引きタイムはじまり。私も負けるわけにはいきません。
中川アナウンサー「頑張ります。」
司会「よーいスタート」
中川アナウンサー「(あっさり)完敗」
実行委員長宮良りみさん「牛祭り始まって以来の入場数じゃなかったかなと思います。約4000人もう最高じゃないですかね、今回が。黒島をどんどん好きになっていってね、沢山の方が黒島に若い人がかえってきて、また活気ある島になればいいなと思っています。」
素敵な人たちに出会えた黒島牛祭り。ぶさかわいい牛「笑軍」。人と牛の島は、とっても魅力的な島でした。。
今回4年ぶりに復活した綱引きですが、綱引きに抜擢された笑軍君、おとなしいそうに見えてものすごい引っぱり用でしたよね。笑軍君は、徳之島や沖縄本島で活躍した闘牛で、このイベントのためにスカウトして黒島に連れてきたみたいですよ!また黒島牛まつりは、今年沖縄県より「沖縄ふるさと百選」にも設定されされたんです。
来年も楽しみですね。