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ケネディ駐日大使が就任後初めて沖縄を訪れています。

日米両政府が強行する辺野古への基地建設に県民の反発が強い中、仲井真知事とどんなやり取りがあるか注目されましたが、辺野古については触れられませんでした。

午前11時過ぎ、県庁に到着したケネディ駐日大使。出迎えた仲井真知事は年末東京で入院していた際に、大使からお見舞いにとCDをもらったことを明かしお礼を述べるなど双方の良好な関係を強調しました。

しかし基地問題については次のように述べるに留め辺野古への基地建設については触れませんでした。

仲井真知事は「問題課題の抜本的解決、基地負担の軽減など、色々な形で、大使の力を発揮していただきたいと思いますし」と話し、ケネディ駐日大使は「未来のため、米軍基地負担の軽減に共に取り組んでいかなければならないと思いました」と話していました。

2013年11月、東京で仲井真知事と会った際、「県民の声を聞きたい」と話していたと言うケネディ大使ですが、今回の沖縄訪問では基地問題で公に県民の声を聴く機会は設けられませんでした。仲井真知事は、会談後、「米軍基地に関わる問題は、一朝一夕で簡単にどうこうできる問題でもないしじっくりと話をし、取り組んでいただかないと1ミリ、1インチも前に進まないという部分がありますから」と話していました。

またケネディ大使の沖縄訪問について名護市の稲嶺市長は次のように語っています。稲嶺名護市長は「会えたら、名護の民意をしっかり受け止めてほしいということをね、それはお伝えしたいと思います」と話していました。