沖縄の輝く女性を応援するコーナー美ら島Woman。きょうは、もうすぐ、バレンタインデーということで、お菓子好きの人なら知る人ぞ知るタルト専門店のパティシエ高良鐘乃さんです。
高良鐘乃さん「もらった人も食べる本人も、開けたときに笑顔になれると思う。誰かを笑顔にしたり幸せにしたりすることができる仕事ができて幸せ。」
那覇市小禄にある、タルト専門店「オハコルテ」。ここで宝石のようにキラキラとしたタルトを生み出すパティシエ・高良鐘乃(たからしょうの)さん。
2009年に浦添市港川にオープンして5年。現在3店舗を展開する人気店の味を支える鐘乃さん。人気の秘密は、タルトへの徹底的なこだわりにあります。
高良鐘乃さん「イチゴを思う存分楽しんでいただきたいのでかぶりついたときに思いきりイチゴが感じられるように仕上げています。」
中でも、鐘乃さんが、もっともこだわっているのが、フルーツ。味や見た目など全国の産地から厳選して取り寄せます。もちろん、タルトの命となる土台も食感や食べやすさなどを追求。型をとって一度焼き、クリームを詰めてまた焼く。3〜4回焼区作業を繰り返しやっと完成します。作業が細かくそして手間のかかる仕事、パティシエ。鐘乃さんのパティシエの夢は幼いころの思い出にありました。
高良鐘乃さん「小さなころからお菓子を作るのが好きで、祖母の影響もある家で結構手作りでおやつをつくってくれていたのでその影響が大きいと思います。」
おばあちゃんの手作りお菓子から受け継いだ「人を笑顔にする温かいお菓子づくり」ここに鐘乃さんの原点があります。この日は来月の新作の打ち合わせ。各店舗のスタッフが集まります。
高良鐘乃さん「愛ベリーっていって珍しい生産農家も少ないらしくて一粒がすごく大きい通常のサイズに比べても」
スタッフ「おー」
高良鐘乃さん「これをまるごとタルトの上にボンって乗せてもいいかなと。」
スタッフ「ひらめきでパッと作っておいしくできるのがすごい尊敬しています。」
鐘乃さんたちがつくるこだわりのお菓子。口コミや雑誌などで紹介され、今、県外や海外からのお客さんも増えています。
大阪からのお客さん「お友達からお土産でもらったことがあって買いに来ました。」
東京からのお客さん「昨日港川にいったら売り切れていてどうしても食べたかったのでよりました。」
たくさんの人に食べて笑顔になってほしい。そしておばあちゃんの台にまで受け継がれる味を作りたいきょうも1つ1つのタルトにそんな思いを込めています。
高良鐘乃さん「今まで以上にもっともっとたくさんの人を幸せにできたり、それを見て幸せをもらったりできる限りこの仕事は続けたいと思います。(おばあちゃんになっても?)はい」