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走れ!サツタンのコーナー、今回は石橋記者です。

今回は、先月、多発した「ひったくり」についてです。今年は、珍しい手口のひったくりも起きていることから県警が注意を呼びかけています。

走れ!サツタン ひったくり被害を防ぐには

石橋記者「歩道を歩いていた女性は、背後から近づいてきた自転車に巾着袋をひったくられたということです」

1月8日、昼すぎ、那覇市久茂地で起きたひったくり事件。被害に遭ったのは82歳の女性。歩道を歩いていた際、若い男が乗る自転車が背後から近づき追い抜きざまに女性が左手に持っていた巾着袋をひったくりそのまま逃走。現金およそ1万4000円などが被害にあった。女性にケガは無かった。自転車に乗っていたのは若い男で現場から久茂地交差点方面に逃走していった。

石橋記者「一本奥に入ったこちらの路地裏、暗くなると人通りも少なくなるということです。」

「ひったくり」は、暗い夜道で、人が少ない所で起きる場合が多いのが特徴。1月12日、午前4時半ごろ、那覇市港町の路上で、帰宅のため自転車に乗っていた28歳の女性が、前かごに置いていたバッグを後ろから近付いてきた自転車にひったくられ、現金およそ1万5000円などが被害にあった。

走れ!サツタン ひったくり被害を防ぐには

大矢記者「被害に遭った女性は、バッグを自転車の前かごに入れて職場に向かっていたところを、後ろから自転車に乗って追いかけてきた男がバッグをひったくり、あちらの方向に逃げて行ったということです。」

今年は珍しいケースの「ひったくり」が相次いだ。12日から3日後、同じく港町で再び自転車の前かごに置かれたバッグを狙う「ひったくり」が起きた。15日の午前5時15分ごろ、アルバイトのため自転車で出勤していた22歳の女性が前かごに置いたリュックサックをひったくられた。リュックサックには財布があり、中には現金およそ10万円と携帯電話などが入っていた。

さらに、その4日後にも、「自転車」を狙った「自転車」による「ひったくり」が起きた。19日の午前2時45分ごろ、久茂地の歩道で、65歳の女性が乗る自転車が被害に遭った。後ろから近付いてきた自転車に乗った男が、追い越しざまに前かごに置いてあったカバンをひったくった。

走れ!サツタン ひったくり被害を防ぐには

那覇市で多発した「ひったくり」。先月、県内では8件発生し、そのうち7件が那覇市内でのものです。今年は自転車を悪用したひったくりが多く、全体の半分にあたる4件、さらに、うち3件は、自転車が被害に遭っていて、去年は起きなかったケースのひったくりです。那覇市の港町で2件、久茂地で1件と発生現場が比較的近く、犯人はこの界隈の地理に詳しい可能性も考えられる。

相次ぐ「ひったくり」の共通手口は、自転車の前かごに置かれた無防備なバッグを狙うやりかたで、背後から近づき追い抜きざまにひったくり、そのまま逃走していくというものです。

「いつ・どこで」被害に遭うかわからない「ひったくり」、警察では、平時からの注意を呼び掛けている。

真栄城修課長「自転車を利用するときはですね、自転車の前かごのですね、カバーというのがありますね。カバーをかけるとか、いうことで、バッグの前かごの中が見えない、物理的に取りにくいという状況が産まれますので、その辺は、よく気を付けてもらいたいとお思いますね。」

走れ!サツタン ひったくり被害を防ぐには

警察では、自転車の前かごを狙った「ひったくり」に遭わないよう、前かごにカバーをかけることが被害を防ぐための有効策だとしている。万が一、「ひったくり」の被害にあった場合には、いち早く、通報できるよう、携帯電話をバッグには入れないようにするといった対策も合わせて取ることが必要です。

いろんな形で、ひったくりというのは起きるんですね。3日から4日に1度起きていたと考えると物騒な感じもしますよね。自転車が自転車の前かごを狙うというひったくりの場合だけでなく、歩行者については、どういった対策が必要なんでしょうか?

人通りの少ない通りや時間帯の歩行を避けること、夜間に外出する際には、明るい所を通ること、バッグやカバンなどを持つ際には、車道側に持たない、たすき掛けにして持つようにすることなどひったくりへの警戒を怠らないようにすることが重要です。そのため、音楽を聴きながら歩いたり、携帯電話を使用しながら歩くことは、注意力は散漫になるため、極力避けたほうがいいということです。

物を取られてからでは手遅れなので、平素からの対策が重要ということですね。以上。走れ!サツタンでした。