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沖縄市のサッカー場のダイオキシン汚染問題で土の中から出て来たドラム缶は、31日までに83本となりました。政府は現場を元のサッカー場にする方針ですが、このままでは県民から不安の声があがることは免れません。

ドラム缶の発掘作業が再開されて4日目となる沖縄市のサッカー場。31日も新たに21本が見つかり、これまでに見つかったドラム缶は合わせて83本となりました。

ドラム缶からはベトナム戦争当時枯れ葉剤を作っていた化学メーカー・ダウケミカル社の社名や数字など様々な文字や図柄が確認されています。

小野寺防衛大臣は31日、閣議後の会見で「パッケージに書かれている工場名とか、中の分析は研究機関に依頼してアメリカ側に照会している。まだ詳しい経緯等は確認されていません」と述べました。

小野寺防衛大臣は現場を元の通りサッカー場にする方針ですが、2013年に見つかったドラム缶からは高濃度のダイオキシンが検出されていることから、子どもたちも使うサッカー場に戻すのは県民から強い反対の声も出そうです。