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映画館というと、家族や恋人との楽しい思い出の場所、または一人になれる場所として人それぞれに思い入れのある場所だと思うんですが

今、宮古島唯一の映画館が社会で進むデジタル化の流れを前に、厳しい局面を迎えています。

日本最南端の映画館、「シネマパニック宮古島」。2005年のオープン以来、宮古島に映画を提供し続けたこの場所も、映画界に押し寄せる急速なデジタル化を前に厳しい局面を迎えています。

映画の配給がこれまでのフィルムからデジタルデータへと移行したため、上映設備のデジタル化が急務となりますがそれに伴う費用はおよそ1000万。小さな映画館が自力で賄うには厳しい金額です。

そこで、シネマパニックの館長下地昌伸さんは全国でも成功例のある募金での映画館再生をめざし、島内外に呼びかけを行っています

下地昌伸館長は「(募金を通して)映画館を宮古にどう残すんだということを多くの人とお話しができる機会が生まれていくんじゃないかなというふうに思っています。

映画館が宮古からなくなって良い理由というのはないと思うんですね」「みなさんが集まる場所・民間が集まる場所として残してほしいという声もたくさんありますので」と訴えます。

「映画の灯を灯し続ける」シネマパニック宮古島の活動が山場を迎えています。

館長の下地さんは一商業施設が募金を募ることに疑問を持つ人がいるのも当然だと思うけれど、それでも文化施設として映画館を残すためにぜひ協力してほしいと話しています。