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VIVA!うちなーむん 地元農家応援!高校生チーム「OKURA」

うるま市にある県立中部農林高校。農業はもちろん調理や福祉など様々な学科があり、職業につながる実践的な学習に取り組んでいます。放課後。食品化学科の教室では生徒たちが何やらプレゼンデーションの練習。

反省点は?

「30点。セリフを覚えていないから。」

彼女たちこそ今全国で注目の高校生プロジェクトチームその名も「OKURA」。食品開発やそのアイディアなどを競う大会ではすでに高く評価されています。始まりは2011年秋。食品化学科の屋嘉比先生は、地域のためになることをと、放課後の時間を持て余している女子生徒を集めてプロジェクトチームを発足しました。それが初代チーム「OKURA」。

VIVA!うちなーむん 地元農家応援!高校生チーム「OKURA」

屋嘉比先生「一期生も発表するとか大会に出るとかいう目標ではなく加工したり地域との連携をしてみたいというのだった。」

実はうるま市は8年前にオクラの生産地として県内で初めての拠点産地に認定されたものの生産量が年々減少し、2011年にはピーク時の半数以下にまで落ち込んだといいます。生育がいい反面出荷できる規格が厳しいオクラ。そこで中部農林の生徒が注目したのが捨てられてきた「規格外」のオクラでした。

プレゼン「私は8センチに満たない規格外オクラ私は10.5センチを超える規格外オクラ私たちは捨てられているんだ。」

VIVA!うちなーむん 地元農家応援!高校生チーム「OKURA」

チーム「OKURA」は規格外のオクラのペーストを開発。それを小麦粉に練りこみ去年「オクラ麺」の製品化に成功しました。今まで捨てられていた規格外のオクラが新たな特産品として農家に還元できるシステムを開発したプロジェクト。それを多くの人に知ってもらおうと様々な大会に出場し、プレゼンテーションをしてきました。 

屋嘉比先生「最初は勝つ勝たないではなくもうとにかく自分たちの活動を全国に知らせようという目的で各種大会に出場した。」

VIVA!うちなーむん 地元農家応援!高校生チーム「OKURA」

そして、2代目チーム「OKURA」の最後の舞台となるのがこちら。JAが農家を笑顔にするアイディアを高校生から募ったもの。チーム「OKURA」は10月の西日本大会で見事優勝し、全国大会へ出場することになりました。大会3日前。1年半、ずっとオクラと向かい合ってきた3年生。そしてそれを引きつぐ1・2年生で全国大会に出す、オクラ麺作りに励んでいました。

リーダー「今まで1年半の活動のまとめなので全力で頑張っていきたいなと思っています。」

全国大会当日。チーム「OKURA」うちなーぐちや寸劇を取り入れ渾身のプレゼンを披露しました。

VIVA!うちなーむん 地元農家応援!高校生チーム「OKURA」

手作りのプレゼンそしてみんなで作ったオクラ麺は審査員から高評価を受けましたが・・・

優勝は・・・・「地域生物研究部千葉県立成田西陵高校」

惜しくも優勝ななりませんでしたが、これからもチームオクラの活動は続きます。

リーダー「農家さんからも自分たちの活動でありがとうとか元気になったとか、生産面積も農家も増えたりして農家さんの助けもできたのかなと思います。」