※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

沖縄戦で軍属として徴用され、行方不明となった韓国人の父の手がかりを求め、沖縄を訪れている遺族が17日に慰霊祭を行い、父の霊を慰めました。

糸満市大里にある「兵站慰霊之碑」を訪れたのは、韓国人のコン・スチョンさん(75歳)。沖縄戦の際、弾薬や食料の調達に兵員の輸送や、陣地構築などの任務に当たった兵士らの慰霊碑です。

スチョンさんの父コン・ウンソンさんがいた部隊が兵站の任務にあっていたことがこのほどわかり、4度目の沖縄訪問で初めて父が最後を迎えたと思われる場所に来ることができました。

慰霊碑前に祭壇をつくり、時折涙を流したスチョンさんは、戦後68年が過ぎてようやく見つかった父の手がかりをもとに、16日から配属部隊の足跡をたどり父の霊を慰めています。